シックデイの対処法
糖尿病の人がかぜや肺炎などの感染症にかかったり、胃炎やのみすぎなどで急にものが食べられなくなるといった糖尿病以外の急病になることをシックデイと呼んでいます。
糖尿病の人の場合、急病になったとき(シックデイ)には、特に注意深く対処する必要があります。感染症や胃腸障害によって血糖コントロールが非常にむずかしくなり、糖尿病は悪化します。
多くの場合には、インスリン抵抗性となって血糖値は上昇し、時にはケトアシドーシスから昏睡に陥ってしまうこともあります。しかし、逆に食事の摂取量が減少するために、低血糖を起こすこともあります。
このようなとき、どのように対処すればよいかわからない場合には、主治医に連絡をとり、対応の仕方を教えてもらいましょう。
しかし、急病になったときの対処法を普段から知っていることが大切です。
自分で急病のときの状態を把握するには
急病になったときに自分の状態を把握できるように、尿糖、尿ケトン体の測定方法、できれば血糖自己測定を平素からマスターしておきましょう。特にインスリン注射をしている場合には、血糖自己測定は必ずマスターしておきましょう。
症状、血糖値、尿中ケトン体の測定結果により、インスリンの必要量が推定でき、主治医からどのように対処したらよいかの指示も受けやすくなります。
水分の摂取を十分に
急病になると、高熱、嘔吐、下痢などによって、体内の水分は多量に失われます。そこで水分をに十分に補うことが大切です。コンソメスープ、味噌汁は水分と塩分を補うのに適しています。ジュース、スポーツドリンク、くだものは糖分、水分、カリウムを合んでおり、食事ができないときには役に立ちます。まったく食べることができないときには、直ちに病院に行き、等質とミネラルを含んだ点滴を受けることが必要です。
インスリンの使い方
食事療法や経口血糖降下剤で治療をしている場合でも、血糖値が高くなってしまい、インスリンを一時的に注射しなければならないこともあります。特にインスリン注射をしている人の場合には、適切にインスリンの量を調節しなければなりません。高熱や吐き気・嘔叶・下痢などの消化器症状のため、水分や食事を摂取することができなくなっても、インスリンを中止してはいけません。むしろ普段使用しているインスリンよりもさらに多量のインスリンを必要とすることが多いということを忘れないでください。
もし、インスリンを減らしたり、中止したりすると、血糖値が上昇し、最悪の場合には昏睡状態に陥ってしまうことがあるのです。
急病のときには速効型インスリンを使用します。血糖自己測定と尿中ケトン体の測定を3〜4時間ごとに行い、インスリンの追加は血糖値が250mg/デシリットル以上になったときに行います。
嘔吐が持統し食事摂取が不能な場合、尿ケトン体が持続して陽性の場合、血糖値が300mg/dl以にに持続の揚合など、症状が一日以上回復しない場合には、入院が必要となることもあるので、直ちに受診してください。
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