糖尿病 食事療法

糖尿病の診断のための検査

まず第一に、糖尿病であるかどうかを診断するために血糖検査を行います。血糖検査には色々なやり方がありますので簡単に説明しておきましょう。

 

早朝堅腹時血糖

前日の夕食後から何も食べないで翌朝採血したものを空腹時血糖といいます。一日のうちで一番安定していてかつ低い値をとります。正常者では静脈血を用いて測定した値で80から109ミリグラムですが、これが140ミリグラム以上の場合には糖尿病と考えられます。

 

これらの中間は境界型ですが、軽い糖尿病の人もこの中に含まれます。

 

 

随時血糖

受診時、任意の時間に採血した血糖値のことです。口渇や多尿などがあって随時血糖が200ミリグラムを超えていれば糖尿病と診断されます。それ以下で、糖尿病かどうか疑わしいときには、次のブドウ糖負荷試験を行います。

 

 

ブドウ糖負荷試験

空腹時血糖値あるいは随時血糖値では糖尿病かどうか判定できないときに行う検査です。75gのブドウ糖を飲む前と飲んだ後30分、1時間、2時間目に採血して血糖を測定します。これらの値が検査の前値で140以上または2時間値で200以上あれば糖尿病型とします。また前値110未満、1時間値160未満、2時間値120未満のすべてを満足すれば正常型とします。そしてこれら以外を境界型とします。

 

 

インスリンまたはC‐ペプチド

糖尿病では原臓のβ細胞から分泌されるインスリンが不足していますが、どの程度不足しているかを知るために血液中のインスリンやC‐ペプチドの測定を行います。糖質をとった後に膵臓から出てくるインスリンの量を測定しますが、糖尿病の人ではこのインスリンの分泌量が少なく、また反応が遅いことが特徴です。

 

C−ペプチドは、プロインスリンからインスリンとともに分解して生じたものですが、インスリンとは異なって肝臓では代謝されず、腎臓で代謝されて排泄されます。したがって、インスリン注射をしている人の膵臓の働きをみるのに適しています。C−ペプチドの値が保たれていればその人のβ細胞のインスリン分泌能は残存していることがわかります。

 

 

グルタミン酸胞灰酸酵素(GAD)抗体

GAD抗体は小児期に突然発症するインスリン依存型糖尿病の場合に、高率で陽性となります。したがって、糖尿病がインスリン依存型であるのか、非依存型であるのかを区別するのにたいへん参考になる検査です。

 

こうした検査の結果を総合して、糖尿病かどうか、さらにそれがどの程度進行しているかといったことを判断することになります。

糖尿病の治療に必要な検査

糖尿病と判明した場合、糖尿病の治療は生涯にわたって血糖コントロールを良好に保っていかなければなりません。そこでコントロールの良し悪しを知る目安となるものが必要です。そのために行われるのが次のようないくつかの検査です。

 

 

グリコヘモグロビン

高血糖が長い間続くとからだの中のタンパク質と糖が結合して強固な化合物を作ります。赤血球のタンパクであるヘモグロビン(血色素)とブドウ糖が結合したものをグリコヘモグロビンあるいはヘモグロビンAc1と呼びます。糖尿病では血糖値が高いので、ヘモグロビンとの結合物のグリコヘモグロビンも増加します。また、ひとたび形成されたグリコヘモグロビンは長期問そのまま血液中に残るので、この値が高ければ過去にさかのばって血糖コントロールが悪かったかどうかを推測することができます。
通常は過去1〜2ヵ月間の血糖コントロール状態を知るのにたいへん役に立つ検査として重用されています。

 

グリコヘモグロビンの正常値は4.3〜5.8%です。もし糖尿病が発見された直後からグリコヘモグロビンの値をこの範囲内に保つことができれば、10年たっても網膜症は発生しません。しかし、グリコヘモグロビンが何年間も8%を超え続けた場合には、合併症が起こってくることがわかっています。このことは大切なことですから、十分理解し血糖の維侍を実行していただきたいと思います。

 

 

フルクトサミン、グリコアルブミン

血液中のタンパク質とブドウ糖の結合物を糖化タンパクまたはフルクトサミンといいます。フルクトサミンは2〜3週間前までの平均血糖値を反映するので、グリコヘモグロビンよりはもう少し短期間の指標となります。しかし、血中タンパクが低下する病気をもっている場合、たとえばネフローゼ症候群や妊娠時では、フルクトサミンの値が低く出てしまうので、正確なコントロール状態を示しません。そこでこのような不都合を改良したのがグリコアルブミンです。これは血液中のタンパクであるアルブミンが糖と結合した割合をバーセントで表します。したがって、ネフローゼや妊娠時でも血糖コントロールの指標として使用できます。

 

 

1,5‐アンヒドログルシトール(1,5-AG)

1,5-AGとはブドウ糖とよく似た構造をもつ単糖ですが、食物として摂取されて体内に広く分布し、尿から排泄されます。正常者では尿中には少量しか排出されませんが、糖尿病では尿糖が出るときに一緒に排出されるために、血中濃度は低下します。そして血糖値が改善して尿糖が出なくなると、血中の1,5-AGは増加するので、血糖コントロールの良否を知ることができます。

 

 

食事負荷試験と一日血糖検査

これは日常の食事を食べたときの血糖値のあがり具合と、そのときのインスリン分泌の状態をみる検査です。

 

一般に外来では朝食の負荷試験が行われます。三食食べて、一日のリズムを観察するのが一日血糖検査です。

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