糖尿病食事療法

糖尿病の食事での糖質について

糖尿病の食事で、糖質は最も気をつけなければなりません。

糖質は、含水炭素、炭水化物あるいは澱粉質ともいわれ、自動車の燃料であるガソリンにあたる栄養素で、エネルギーの中心をなすものです。

糖質の含まれている食品は、米、麦、いも類、そば、うどんなどの主食類、それに砂糖などに多く合まれ、野菜や果実などにも含まれています。
これらの食品に含まれている糖質は、体内に入るとブドウ糖となって、腸で吸収されたあとに血液や細胞のなかでたくわえられますが、私たちの身体にとって、一日に少なくとも100グラム以上（米飯300グラムに相当する）は必要です。

これは健康な人でも、糖尿病の方の食事でも変わりありません。

しかし糖尿病になりますと、一度に多量の糖質を処理できませんから、一回の食事にご飯など糖質を含む食品をたくさんとるのは良くないわけです。
特に糖尿病の場合、三度の食事を二度で食べるとか、食後にデザートを口にするのも注意されるのです。
その上に、デザートに多く含まれている砂糖は、糖質のほかの栄養分は含まれていない上に、血液中に吸収されるのが早く、血糖を急に高めますから、糖尿病での食事内容はもちろんのこと、できる限りそういった甘味物は避けるべきです。

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