糖尿病者の雇用
就職試験時の健康診断で糖尿病を申告したために、学業成績では試験に合格していても落とされるということがみられます。日本の会社では、残念ながらこの傾向が強くみられます。試験には合格したものの、健康診断で“糖尿病有”と書いた19歳のインスリン依存型糖尿病の女性が内定を取り消されたことがありました。内定をもらっていたので、彼女はほかの会社ヘアプローチしていなかったのです。そして取り消されたときは、すでに就職試験の時期は過ぎていました。
会社によっては糖尿病の有無にかかわらず、本人しだいであるといってくれるところもあります。ある女性患者さんは、数年前に総合職で入社しました。「インスリン依存型糖尿病があります」と申告して入社しましたが、この会社は、病気があろうがなかろうが差別はしませんでした。
糖尿病が仕事に支障をきたさないことは、これまで述べてきた通りです。しかし、糖尿病があるということだけで断わる会社があることは事実です。いや就職試験の結果が悪かったから落としたのだという会社もあるでしょう。しかし「私は糖尿病があります」と申告しただけで、それ以上その人の人物や人格をみようとしないのも事実です。
病気の知識がないと糖尿病の人をどう扱ってよいかわからないので、それなら無理をしないで病気のない人を採用しようということになるのでしょう。しかし、病気を申告して就職試験を受けたときには、糖尿病があるということだけを理由に断わらないでください。
「糖尿病があります」と申告してきたら、血糖コントロールはどうですかと問い返すくらいの面接であってはしいと思います。低血糖はよく起こしますか?自分で対処できますか?海外出張が多いですが人丈夫ですか?と質問してはしいと思います。
この点に関しては、外資系の会社のはうが差別をしないようです。「糖尿病があるのでインスリン注射をしています」と話をすると、「だからどうしてほしいのか?」「うちでは病気の有無にはこだわらず、仕事をしっかりやってくれる人を採用します」というやりとりが行われると聞きます。
糖尿病をコントロールできない人は、社会でも一人前に仕事ができないかもしれません。しかし、会社で一人前に仕事ができる人は、自分の糖尿病のコントロールなどは朝飯前です。両方に対する能力ははぼ同じと考えていいでしょう。
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