恐ろしい合併症
糖尿病という病気が軽視できない最も重要な理山は、インスリンのコントロールが悪い場合、全身にいろいろな合併症を引き起こすことです。ここでは急激に起こる急性合併症と、徐々に発症する慢性合併症に分けて、その治療法を含めて述べます。
急性合併症
急性の合併症としては、「ケトアシドーシス」と「非ケトン性高浸透圧性昏睡」が重要です。また、経口血糖降下剤やインスリンを使っている人では、「低血糖」にも注意する必要があります。
ケトアシドーシス
ケトアシドーシスは、急激なインスリン不足によって血糖が著しく上昇することと、ブドウ糖が利用されないために脂肪が動員され、その代謝産物であるケトン体という酸性の物質が蓄積してしまい、からだのph(ペーパー=酸性・アルカリ件の度合い)が本来の弱アルカリ性から酸性に傾きすぎるために起こります。
これは主としてインスリン依存型糖尿病の合併症ですが、インスリン分泌が極端に低下した場合には、インスリン非依存型糖尿病にもみられます。
インスリン依存型の発症時や、何らかの理由でインスリンの使用を中止した場合に起こり、放置すると脱水状態から昏睡状態となり、適切な治療が行われないと確実に死にいたります。治療には、生理食塩水の大量輸液とインスリンの静脈内持続注入が行われ、血液のphが著しく低い場合には、それだけで生命の危険があるため、重曹などのアルカリ剤の点滴が行われることもあります。
非ケトン性高浸透圧性昏睡
非ケトン性高浸透圧性昏睡は、インスリン非依存型糖尿病に起こるむので、本来、比較的軽症の糖尿病であっても、外科手術・重症感染症などといった大きなストレスがかかったときや、大量の糖質を摂取したときなどに発症し、昏睡状態に陥ります。特に最近、若い人がペットボトルの清涼飲料水を大量に飲んだ後に、高血糖を伴う意識障害をきたすことが新聞などで報道され、「ペットボトル症候群」などと呼ばれています。この治療法としても、大量の生理食塩水の輸液とインスリンの持続注入が行われます。
低血糖
低血糖とは、血糖加正常範囲を下回って低下し、冷や汁、動悸、手のふるえ、いらいら感、眼のちらつき、さらには意識障害などの低血糖症状を起こすことをいいます。
血糖値として50ミリグラム以下を低血糖と定義することが多いようですが、低血糖の症状はこれ以上の場合でも起こることがありますし、逆にこれ以下でも症状がまったくない場合があります。低血糖による昏睡が続くと、ブドウ糖を唯一のエネルギー源としている脳に重大な障害が起ころ、死亡するか、または高度の後遺症などを残す危険があります。ただし多くの場合、患者さんは低血糖の早期にその症状を自覚でき、糖分を摂取することによってすみやかに回復するため、必要以上に低血糖を恐れる必要はありません。
経口血糖降ド剤やインスリンを使用している人では、常に低血糖が起きる可能性があり、外出する際は砂糖やお菓子を携帯する必要があります。万一、低血糖昏睡を起こした場合に備えて、「グルカゴン」という血糖上昇作用のあるホルモン剤を用意しておき、昏睡状態となって糖分をとれない場合には、家族の人に筋肉注射をしてもらうようにします。
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