糖尿病 食事療法

自覚症状が出てからでは遅い

これまで、糖尿病は成人病の一つであり、ありふれた病気で、かかっても死ぬことはないというのが、一般の人の理解であったと思います。まだそう思っている人も少なくないかもしれません。序章でも述べたようにわが国でも糖尿病をもつ人は急速に増加しており、厚生省の調査では、現在、約500万以上の人が糖尿病をもっているといわれています。40歳以上では10人に1人の割合となりますから、ありふれた病気であることは事実です。しかし糖尿病で最も恐ろしいのはその合併症であり、糖尿病のために死にいたることもけっしてめずらしくありません。

 

糖尿病の合併症の一つに「糖尿病腎症」という腎臓の病気があり、これが進行すると腎不全になり、やがて尿毒症で命を落とすことになります。今では透析療法という治療が広く行われるようになり、腎不全になってもすぐに命にかかかるようなことにはならなくなりましたが、今から約40年前までは、腎不全になった糖尿病の患者さんの長期生存は考えられないことでした。

 

さらに糖尿病には、命にかかかるような事態にはいたらないまでも、精米病の治療が十分でないと[糖尿病網膜症]という眼の病気のために失明してしまうという、日常生活にたいへん支障をきたすような合仕証もあります。そのほか全身の重要な臓器は、ほとんど糖尿病で侵されるといっても過言ではありません。これらの合併症の多くは、徐々に進行し、実際に自覚症状が出たときには高度に進行しており、回復はおるか、その進行を抑えることも不可能です。

 

一方で、糖尿病は多くの場合、早期の診断と治療によって、治すことはできないまでも、うまくコントロールすることは可能です。糖尿病と診断された人にとって大事なことは、糖尿病についての正確な知識をもち、主治医とうまく連携をとりながら、一生上手に付き合っていくことといえます。まず、糖尿病とはどういう病気か、どういった原因で糖尿病が起こるのか、またその合併症にはどんなものがあるか、どうしたら合併症を予防することができるかについて、十分な知識をもっていただきたいと思います。

糖尿病とは

糖尿病は、その名前からすると尿に糖が出る病気といえますが、その本質はインスリンというホルモンが少ないために血液の中のブドウ糖の濃度(「血糖」といいます)が高くなる病気です。

 

ブドウ糖は、食べ物の中の糖分が胃腸で吸収され、分解されてできるもので、最も重要な栄養源といえます。からだのすべての臓器が働くには、エネルギー源としてブドウ糖が必須であり、これなしには生命を維持することはできません。血糖の値は、さまざまなホルモンによって調節されていますが、その中で最も重要なものは「インスリン」と呼ばれるホルモンです。

 

インスリンは、膵臓の中のランゲルハンス島という部分にある「ベータ(β)」細胞から分泌されます。インスリンは、血液中のブドウ糖を筋肉、脂肪、肝臓などの細胞に取り込む際になくてはならないものです。そしてインスリンの量が少なかったり、その働きが悪いと、これらの細胞はブドウ糖を取り込んで利用することができず血糖が上昇することになります。この状態が糖尿病です。

 

糖尿病の種類

一般に糖尿病というと、中年以降に過食や肥満、連句不足などが原因で、徐々に進行していくものという認識が強いのではないかと思われます。これは、従来「成人発症型」と呼ばれていた糖尿病です。しかし、この型の糖尿病は、けっして成人のみではなく、小児にも起こることから、最近では「インスリン非依存型糖尿病(あるいは2型糖尿病)」と呼ばれています。

 

一方、主として幼児から小児期に、比較的急激に発症する糖尿病を、従来は「若年発症型糖尿病」と呼んでいましたが、現在では「インスリン依存型糖尿病(あるいは1型糖尿病)」と呼んでいます。この型の糖尿病は、前に述べた、肺臓のβ細胞が自己免疫反応によって破壊される結果、インスリンを分泌することができなくなり、急激な高血糖となって発症します。

 

インスリン依存型糖尿病では、インスリンの分泌がほとんどなくなるため、からだの細胞がブドウ糖を利用することができなくなり、血糖が著しく上昇して昏睡状態(強い意識障害)となり、そのまま放置すると命を落とす結果になります(後述の「ケトアシドーシス」)。すなわち、生命を維持するためには、からだの外からインスリンを注射によって補充することが必須になるため、「インスリン依存型」と呼ばれています。

 

これに対してインスリン非依存型糖尿病は、通常はインスリンの注射を必要としないか、比較的少量のインスリン注射でコントロールすることができるため、「インスリン非依存型」と呼ばれています。

 

この二つの型が糖尿病の主なものですが、そのはかにもさまざまな原因で糖尿病は起こります。

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